14、※ 屋上への階段でカズヤと (第1話完)

2364 Words

カズヤは服の上から僕の身体をまさぐった。シャツをズボンから引き出し手を入れる。 「あいつとはキスしながらだよな」 そういい、カズヤはキスを要求する。僕はたちまち唇を食われた。 カズヤが僕の腹に触れるのは初めてだ。節ばった手が腹から胸へと撫でさする。 僕は体をよじり逃げようとしたが、階段の上段に置かれたカズヤの長い腕は僕を上へ逃げることを許さなかった。 僕は顔を背け、カズヤの追ってくる唇から逃れた。 「光村にされた以上のことをしているから、もういいだろ、カズヤ」 「馬鹿いうなよ」 カズヤの手が僕の顎をとらえてカズヤの顔に向けさせる。 カズヤの目が僕を射る。僕はそんな目をしたカズヤを見たことがない。 幼馴染で、ずっと悪友で、間近で見て一緒に悪さだってした。 だけど僕の知らない面もいっぱい持っている。 例えば彼女とどういう行為をしているのかとか。 カズヤは僕のシャツをまくり上げると胸に顔をよせる。乳首を舌でからめて吸い上げた。 思わぬ刺激に声が出た。僕は完全にカズヤの手の中だった。彼はどうすれば身体が反応するか知っている。 僕は自分以外の手が僕のズボンの中に手を入れてまさぐる感覚に震えた。 「俺のことが好きならいいだろ。ハルのココ、反応してる。女がするように舐めてやるよ」 「駄目だって。人が来る」 「大丈夫だ。誰も来ないよ。だけど声を出すな。近くにいるヒロとトシに気づかれる」 カズヤは僕のズボンを引き下ろし、片足をズボンから抜き去った。 素肌のももを開き、顔をよせる。カズヤの髪が内ももに触れてぞくぞくくる。 僕のものがカズヤの熱い口内に飲み込まれる。初めての刺激に僕は階段に腕を突っ張り、背中をそらせすぎて階の角に強くあたらないようにするのが精いっぱいだった。 気持よさに喘ぎに似た呼吸になり、あわてて自分で口を塞いだ。 ここは学校で、ほ

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